DVD制作や動画編集するには、動画編集ソフトは欠かせません。今回は、MiniTool社が提供する無料の動画編集ソフト「MiniTool MovieMaker 無料版7.4」を試してみました。動画編集ソフトは数多くありますが、このソフトは無料版でありながら、操作がしやすく、機能も充実しているという印象を受けました。

簡単なダウンロードとインストール

まずは、ソフトのダウンロードから始めます。こちらのリンクから簡単にダウンロードできます。インストールは、画面の指示に従うだけで簡単です。パソコンに詳しくない方でも安心です。メニューは英語表示ですが、使用されている単語は基本的なものが中心なので安心して使えます。

起動からファイルの書き出しまで

#起動画面です。       #映像ファイルをimportする。   #目的のファイルを選択。

#編集画面に映像を展開。  #映像の不要な部分をカット。   #編集した映像を書き出し。

#書き出し中の画面。     #ファイルの書き出し成功。  #エクスプローラーで確認。

このソフトを使って最初に感じたのは、その使いやすさです。動画編集に慣れている方なら、ソフトを起動してすぐに作業を始められるでしょう。MiniTool MovieMakerは、他の多くの動画編集ソフトと同じようなレイアウトを採用しており、タイムライン、プレビュー画面、メディアライブラリなど、必要な要素がわかりやすく配置されています。初心者でも迷うことなく操作でき、私自身もすぐに使い始めることができました。

操作感と使い勝手

実際に動画編集をしてみると、カットやトリミング、トランジション(場面転換)の追加などの基本操作はもちろん、BGMや字幕の追加、エフェクトの適用もとても簡単にできました。エフェクトやトランジションの種類も豊富で、無料版でありながら、プロフェッショナルな仕上がりを目指せます。さらに、編集作業中もソフトがスムーズに動作し、特に複数の動画クリップをタイムラインに並べて繋ぐ作業が快適に行えました。

無料版のエクスポート機能について

無料版で特に気になるのは、エクスポート(動画を書き出す)機能の制限です。動画編集ソフトMiniTool MovieMaker 無料版7.4では、エクスポートに回数や時間の制限があります。私がテストした範囲では、エクスポートの速度がとても速く、動画の品質も高かったです。通常、無料版ソフトではエクスポート時に時間がかかることが多いですが、このソフトは短時間で動画を書き出せるので、すぐに結果を確認できる点が非常に便利です。

その他の特長

テンプレート機能の充実
MiniTool MovieMakerには、初心者でも簡単にプロフェッショナルな動画を作成できるよう、たくさんのテンプレートが用意されています。特にスライドショーやプロモーションビデオを作るときに便利で、画像や動画をドラッグ&ドロップするだけで、簡単に作品が作れます。

オーディオ編集機能
動画にBGMを追加する際、トラックごとに音量調整やフェードイン・フェードアウトの設定が可能です。また、音声トラックのトリミングやミュートも簡単にできるので、映像と音声のバランスを細かく調整できます。

豊富なトランジションとエフェクト
無料版にもかかわらず、トランジションやエフェクトの種類が豊富です。映像に動きを加えるズームやパンの効果、フィルターによる色調補正など、多彩な編集が可能で、シンプルな動画でも印象的に仕上げることができます。

Transitionsメニュー


 トランジションは、2つのクリップの間で映像がスムーズに切り替わる効果です。MiniTool MovieMaker では、多種多様なトランジション効果が用意されています。
 フェードイン・フェードアウト、スライドなど、基本的な効果からダイナミックなものまで幅広いトランジションが提供されています。これにより、映像の場面転換が自然で魅力的になります。
 トランジションは、タイムライン上で2つのクリップの間にドラッグ&ドロップで簡単に追加可能です。また、トランジションの長さやスムーズさも調整できます。

Textメニュー

 

 動画にタイトルや字幕、説明を追加するためのテキスト機能です。MiniTool MovieMaker 無料版では、テキストの追加がシンプルかつ柔軟に行えます。
 フォント、サイズ、色、位置の変更が簡単にでき、テキストにアニメーションを付けることで視覚的に動きを出すことも可能です。これにより、よりプロフェッショナルな動画に仕上げられます。
 テキストには、エントリー(入る)やエグジット(消える)アニメーションが設定可能です。フェードインやスライドインなどのアニメーションを使えば、よりダイナミックで印象的な映像表現が可能です。

Effectメニュー

 エフェクト機能は、映像に特定のビジュアル効果を加えるためのものです。動画の色調や雰囲気を大きく変えることができ、視覚的なインパクトを与えます。
  セピア、モノクロ、ヴィンテージなどのフィルター効果や、ズーム、パンといったカメラの動きを模した効果があります。これにより、映像に独特の演出や質感を加えることができます。
 エフェクトもクリップごとに適用可能で、プレビューを見ながら最適な効果を選んで調整できます。簡単な操作で、動画にプロフェッショナルな質感を持たせられます。

初心者にも優しい操作ガイド
ソフト内には、初めての利用者向けに操作ガイドが用意されており、手順に従って基本操作を学ぶことができます。動画編集が初めての方でも、数回操作するうちに基本をマスターできるでしょう。

まとめ

動画編集ソフトMiniTool MovieMaker 無料版7.4は、無料でありながら、豊富な機能と使いやすさを兼ね備えた優秀な
動画編集ソフトです。他社製品と似たレイアウトなので、初心者でもすぐに使いこなせます。エクスポート機能に回数や時間の制限がありますが、短い動画の編集やテストには十分対応できます。操作性の良さ、エクスポートの速さ、そして豊富なテンプレートとエフェクトが揃っているため、これから動画編集を始めたい方には、一度試してみる価値があるソフトです。

もし長期的に使用することを考えているなら、有料版へのアップグレードを検討することで、さらに多くの機能が使えるようになり、エクスポートの制限もなくなるので、おすすめです。

このレビューが、動画編集ソフトMiniTool MovieMaker 無料版7.4の導入を考えている方の参考になれば幸いです。